土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2006年1月30日(月)
暖かい日・・・

 昨日は丸鉢に氷が張っていましたが、今日は一転して非常に暖かい朝でした。3月下旬から4月上旬の気候との事でしたが、この暖かさはこの3日間の一時のもので、週末にはまた寒くなるそうです。
 先日から気にかけているプラ舟の青水の状態ですが、少しずつですが、徐々に確実に濃くなっているようです。これからの数日の暖かさでも、さらに充分に恵みの暖かさとなりそうです。

 寒い日の方が保温効果が高いのは当然ですが、放任しているモルタルの丸鉢と、波板で覆っている薄い青水の80Lプラ舟の水温を比較してみると、寒かった昨日は、それぞれ0℃と5℃で大きく違っていました。それに比べて暖かかった今日は、7℃と9.5℃の差となっていました。

 波板による蓋や発泡スチロールの壁面や底面への貼り付けは、当たり前の事ですが、保温が目的です。つまり、前日の夕方までに温まった水の温度を、夜の間にどれだけ維持できるかの違いが保温効果の違いとなります。
 日中には出来るだけ暖かくして、夕方を迎えると朝の水温低下を抑え易くなりますが、1日の水温差が大きすぎるのは魚にとって良くないようです。青水はこの温度の変化を緩やかにする効果があります。

 日中に波板を外して充分に陽に当てる事が出来る環境にあるのであれば、波板で光と温度の調節をしたい所ですが、朝夕しか管理が出来ない今の状況では、日中も波板をかけっぱなしにするしかないようです。

 冬の間は特に管理もする事が無く、水が蒸発して水位が下がれば足し水をする程度ですが、今の所その必要も無く、最近は日記も滞っています。
 シーズンオフにも関わらず、日々更新を期待して見に来られている方が毎日150名は超えているので、それを考えると本当に申し訳なく思いますが、特にネタも無いので、3月まではこんなペースで更新する事になるのではないかと思います。

2006年1月25日(水)
寒い日が続きます。

 昨日、一昨日は丸鉢に氷が張って、気温はともに-1℃でしたが、今朝は丸鉢にも氷は張らず、気温は1℃と平年並みのようです。寒い日が続きますが、春も確実に近づいています。
 写真は、一昨日1尾を導入した80Lのプラ舟で、明け3歳魚を4尾入れています。青水は「僅かに青みが増しているかどうか」といった微妙な色合いで、ここ数日の連日の最高水温が7℃以下ですので、中々青くはなりませんが、魚の調子は悪くないようです。
 

2006年1月23日(月)
春に向けて、増強

 今朝は薄っすら雪が積もる寒い朝でした。昼過ぎまで雪がちらついていましたが、水温は7℃まではなんとか上がっていました。
 気温が低く少し心配でしたが、今日は春の産卵に備えて、新たに1尾導入しました。I氏の明け3歳魚で、丸手の理想的な体位のラインを持ち、顔の尖りの良い非常に素晴らしい魚です。
 肌のきめの細かさ(鱗の付き方)や腹出しなど、飼育技術の高さを感じさせる魚で、見るだけでも非常に勉強になりましたが、今のうちの魚には無い物を持っているように思いますので、種親としての活躍を非常に期待しています。
 

2006年1月22日(日)
危険な赤いコケ

【11月19日】





【1月21日】
 今朝は丸鉢には5mm程の氷が張っていて、冷たい朝でした。
 日中は天気が良く日が差していたのですが、水温は7℃までしか上がらない寒い日でした。
 写真は昨日の換水中の明け二歳です。2ヶ月前の冬囲い前の姿と比べてみると尾が少し大きくなっているみたいです。
 また、冬の間にも全く痩せた感じが無いので一安心です。

 先日、コケだらけの丸鉢に試験的にハイポネックスを入れていたものは、全て昨日廃棄しました。
 丸鉢には魚は入っておらず、ハイポネックスを入れる濃度をいくつか変えて試験してみましたが、量が多いほど、赤茶色のコケが異常に繁殖して、水にも白濁が出てきました。
 とても魚を入れられる状態ではなく、一般の20倍量入れたものでは水色が残ったままでした。どの鉢もワイヤーブラシでコケを擦ると、かなりしつこい赤茶色のコケがびっしりと付いていて、落とすのに非常に苦労しました。

 今回の実験では、ハイポネックスの利用は、良い状態の種青水があるときは、10倍量を入れても大丈夫で、効果的なアイテムとなりますが、悪い状態のコケ(赤茶色や黒褐色のもの)が多い時は、これらが先に増殖して非常に危険なようです。 
2006年1月21日(土)
全舟のコケをリセット完了

 今日は水温が5℃でしたが、懸案の80L舟のコケを全て取って、青水の種水を入れて、環境をリセットしました。
 40L舟で作っておいた種青水は、18日よりさらに濃くなっていたのですが、これを5個の舟で分けたため、沈めた洗面器がうっすらと緑色に見える程度で、少し薄すぎる感じになってしまいました。
 18日に青水化させた舟もさらに少し青くなっているので、今日の舟も何とか大丈夫ではないかと思っています。  左の写真は換水前の透明な水での撮影で、全てO氏のガクトの仔達です。他の系統に比べても体質が強健なようで、全く調子を崩す事無く、元気そのものです。
 これらの舟には、計算上ハイポネックスαが通常の5倍量(80Lに対して40ml)入っている事になります。

2006年1月19日(木)
ハイポネックスα

 夕方帰宅後に、昨日青水を作り直した舟を見てみましたが、水温は2℃程度高いようで、魚の調子も良いようです。

 今回の種青水の増殖に用いた液体肥料は、写真の「ハイポネックスα原液」です。一般に使われている普通の「ハイポネックス原液」と少し成分が違うため、安全性に少し不安がありましたが、土佐錦魚に害は無いようです。

 夕方遅くの写真ですので、暗く写っていますが、原液は濃い水色の液体です。飼育中の金魚の飼育槽にハイポネックスを入れて青水化を増進する方法としては、飼育水100Lの水に対して10mlの割合で加えて用いるのが一般的です。

 1/13日に作った青水の元を増やしている舟には、これが上記の規定量の10倍量(40Lの水に40ml)入っていますが、昨日これに明け二歳のハネを入れておいて、今日確認した所では全く調子を崩す事が無いようですので、今後も引き続いて用いる事にしました。

 先日この種青水を増やす事と同時に、試験的にコケだらけの丸鉢にも液肥を入れてみましたが、こちらは種青水も入れず、周りにもコケがあった事、ふたも無く非常に低温だった事などからか、まだ全く変化がありません。
 また、同時に丸鉢に濃い目に20倍を入れたものも試験してみましたが、ここではまだ水色が少し残っていました。なお、他の鉢の水は、水色が分からない程に薄まっていました。

2006年1月18日(水)
青水はなんとか良い感じになってきました。

 青水の元を作って5日目ですが、最近の3月並の陽気で、そこそこ使えるほどの濃さになって来ましたので、1舟分を試験的に導入してみました。(時間が無くて1舟しか出来ない状況ですし、青水も足らないので・・・)
 水温は7℃でしたし、あまりショックを与えてはいけないので、もとの水を別の容器に移し、先日から作っていた青水を足して出来上がりです。
 この舟は茶色いコケがびっしりと付いていたので、水は全くの透明でしたが、綺麗にコケを落として、写真のようになりました。魚は明け3歳の雄が3尾で舟は80Lです。洗面器ごと沈めて水あわせを終えた所ですが、良い色の薄い青水が出来ました。エアーは角の水面すれすれに弱めに入れています。
 他の舟も順次換えて行きたいのですが、週末までは無理なようです。

 「トサキン保存会西日本支部」の新規入会の方のうち、遠方の方4名には、大変遅くなりましたが、今日「会報」と「会員証」を発送しました。継続会員や近隣の方には、原則的に4月の研究会で手渡しする予定です。
 現在のところ、会員は20名を越えるのは確実となりました。規模としても「広島土佐錦魚の会」の倍以上になりますが、初年度ですし、会員相互の親睦と、綿密な指導のためには、この位の規模が良さそうです。(シーズンに入ればまだ増えることも予想されますが・・・)

2006年1月13日(金)
青水作り

 今年は12月が異常に寒くて、水温が非常に低く推移しました。こちらでは特に雪が早く来て、その後はずっと低温だったため、うちでは越冬用の準備が出来ないまま、(プラ舟にコケが付いたまま、最後の換水も出来ず)冬越しに突入してしまっています。
 そのため、水中で青水の元になるべき養分は、全てコケに吸収されて、今では全く透明な水となってしまっています。魚の方は、全く痩せる事も無く、いたって元気ですが、さすがにこの低温ではひっくり返りがちとなってきて、「この体形の魚がひっくり返るのか!」といったものも出てきて、当歳(今では明け二歳):3〜4尾が前のめりに突込み気味となった他、二歳(明け三歳)も3〜4尾が横になりつつあります。
 屋上での冬越しは今年が初めてなので、しばらく経過を見ていると、うちの舟は青水になっていない事もあって、水温は他の方より3〜5℃も低く推移しているようです。
 春の産卵間近の病気は出来るだけ避けたいので、O氏のアドバイスもあり、今日は比較的暖かく、水温も7℃でしたので、急遽青水を作って立て直しをはかる事としました。

 今日は雨も降っていたので、11月から汲み置いていた井戸水に雨水を足して、きれいにコケを落として新品同様に洗った40Lのプラ舟2個に、それぞれ
ハイポネックスα原液を40ml(種青水用で、魚は入っていないため10倍に濃くしてみました)入れて、エアーを入れました。
 また、保温効果を高め、光を多く入れるため、透光率の良い透明なふたで覆っています。
 写真は種にした青水を20cmのホーローのボールに入れて写したものです。この日のために室内の30cm水槽で作っていたものですが、状態は良いようで、底が見えない程のグリーンです。これを各舟に2L程度を入れてスタートしました。

 用いたハイポネックスα原液は、うちで家庭菜園用に使っていたもので、主要な肥料成分は窒素、リン酸、カリが5-10-5(それぞれ5%、10%、5%が含まれるとの意)ですが、その他に植物の成長に必要な微量要素であるホウ素、苦土、マンガン、カルシウム、鉄に加えビタミンなども入っている液体肥料ですが、植物の水耕栽培には非常に適している肥料だと思います。(ちなみに、普通の液肥は土での栽培を前提にしているので、通常これらの微量要素は土から得られるため、あえて添加されていません)
 上記の理由から、ハイポネックスα原液は、水草を育てているアクアリストにも重宝されているようです。ただ一つ気に入らないのは、水色の着色料で染めてある事ですが、屋外ですのですぐに分解して無くなると思います。
 これで、しばらく青水の種水を増やしてみようと思います。

2006年1月9日(月)
久しぶりの日記となってしまいました・・・。

 「トサキン保存会西日本支部」の設立は非常に反響が大きく、あらためてネットの世界の影響力の強さを感じさせます。シーズンオフのこの時期にも関わらず、このホームページを訪れている方は毎日150〜200人もいらっしゃりますが、入会募集開始から10日で、新規入会の方が早くも5名確定となりました。
 この連休は、会報の増刷など、会の準備を行っていましたが、会員が増えると事務局としては非常に嬉しい反面、どこまで増えるのか少し心配でもあります。
 会の基礎となった旧「広島土佐錦魚の会」は、経験年数が浅い広島近隣の方が多かったのですが、あらたに入会希望をお聞きしている方は、広島から遠い所が多く、関東や四国、九州からも参加したいとの事で、今後の会のレベル向上が目に見えるようです。

 さて、今日はHPの構成上で、以前からずっと気になっていた部分の、「土佐錦魚とは」を作って、品種の特徴など、本当の初心者の方が、このHPに来られた時に、何について書かれたHPかを知るためにまず第一に見たい部分を作りました。
 毎日訪問されている飼育家の皆様には、あまり興味の無いページだと思いますので、今までは他を優先させていましたが、今後、もう少し内容を追加して、「土佐錦魚の歴史」、「普及の変遷」など、時間が取れる時に少しずつ書き足すつもりです。

2006年1月3日(火)
土佐錦魚関連の書籍・雑誌のページを大幅追加しました。

 正月の間は、昨年に読んだまま、HP上に紹介できていなかった書籍や雑誌類をまとめて、HPへの掲載作業を行いました。古本として見つけて購入したものが、その中で5冊ありますが、金魚の解説書としては従来の知見も大いに参考になると感じています。

 最近刊行されたものも、非常に優れたものがありますし、一概にどちらがどうだとは言えませんが、出来るだけ多くの情報を得て、それを土佐錦魚の飼育管理に活かせる様になればと思っています。

 今回の更新では、ページを「書籍類」と「雑誌類」に分けて、構成を改良しました。今回の追加で、「書籍類」では6冊追加して19冊の紹介、「雑誌類」では8冊追加して9種類(金魚伝承などは9巻あるので冊数では17冊)となって、合計では36冊の金魚関連の蔵書を紹介する事となりました。

2006年1月1日(日)
新年おめでとうございます。

 「土佐錦魚を創る」をご覧の皆様、今年もよろしくお願い致します。
 このサイトは、昨年の元旦から制作を開始して丸1年を迎え、今日から2年目となりました。
 私の飼育の経験が土佐錦魚の普及や皆様の飼育に役立てばと思い運営していましたが、このサイトの運営を通じて私自身が色々と勉強になった様に感じます。
 自分なりに昨年は充実した年とすることが出来ましたが、今年もさらに高みを目指して頑張ります。

 今日は昨年の写真を整理して、「土佐錦魚写真館2005年」のページを追加しました。いくつか未公開写真も追加しましたが、多くは日記などで紹介している写真です。
 まとめてみると、また違った感じになりますが、良い魚はなかなか出ない事を感じさせます。

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