土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2011年7月31日(日)
当歳魚の褪色は・・・> 20尾/80尾=1/4 (1鉢:5尾)
朝の換水時 M (5/12孵化)のうちの1尾

 この1週間で当歳魚も少しずつ減らして、全ての鉢で5尾以下になっています。

 毎朝の換水時には、洗面器の中で存在感を増した当歳魚が犇めいている感じで、まだ数を減らしたい思いです。

 また、今年も褪色が早く進んでいて、3つの鉢以外では褪色が始まっています。褪色途中のものも含めて、その全てを数えてみると、現時点で16鉢80尾の当歳魚のうち、1/4の20尾が褪色する状態となっています。

 写真の素赤の当歳魚は
Mのうちの1尾で、後ろの幅がやや狭く桜尾気味なので、2週間前にハネの扱いとした魚です。

 この当歳魚には、この2週間はアユ餌3号のみを使って、朝夕2回の給餌のみとしています。
 イトミミズのようなサイズアップと腹の太みは出てきませんが、十分に許容範囲にはあると思います。 

2011年7月24日(日)
当歳魚1鉢5尾
 
F(5/8孵化)の注目魚   3週間前

モルタル丸鉢  
Q:6尾
(5/25孵化)
N:5尾
(5/12孵化)
H:5尾
(5/11孵化)
K:5尾
(5/11孵化)
M:5尾
(5/12孵化)
J:5尾
(5/11孵化)
A5尾
(5/5孵化)
 B:5尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:5尾 
(5/9孵化)
C2尾
(5/5孵化)

F:3尾
(5/8孵化) 
P:5尾
(5/25孵化)
I:5尾
(5/11孵化)
  プラ丸鉢
mix:6尾 mix:6尾
 mix:6尾 S:1尾
(6/5孵化)
(22):4尾
(6/5孵化) 

 今日も非常に暑い一日で、真夏の気候そのものでした。

 親魚(3歳雌魚)の産卵が7/20にもありましたが、恐らくこれが最後で、どの魚もいよいよ本格的な夏の成長へと、そろそろ完全に切り替わってくると思います。

 稚魚も既に当歳魚と言える姿を見せていて、今日の選別で1鉢5尾になっています。

 写真の当歳魚は、7/1に紹介した「F(5/8孵化)の注目魚」です。今年の当歳魚は、その全てがほぼ丸手となっていて、早くから太みが出ている反面、尾筒が短いものが多い状態の中、この魚はこの体型でありながらしっかりと尾筒があり、早くから期待していた魚です。

 尾芯の脇に少し弛みが出てきたので、品評会は難しそうですが、私の中では早くも来年の産卵に使う事が決まっている魚です。

 

2011年7月17日(日)
1鉢6尾
J(5/11孵化)の鉢

モルタル丸鉢  
Q:7尾
(5/25孵化)
N:7尾
(5/12孵化)
H:7尾
(5/11孵化)
K:6尾
(5/11孵化)
M:7尾
(5/12孵化)
J:6尾
(5/11孵化)
A6尾
(5/5孵化)
 B:6尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:7尾 
(5/9孵化)
C2尾
(5/5孵化)

F:4尾
(5/8孵化) 
P:8尾
(5/25孵化)
I:5尾
(5/11孵化)
  プラ丸鉢
S:4尾
(6/5孵化)
(21):1尾
(6/5孵化) 
  (22):4尾
(6/5孵化) 

 今日も朝から暑い一日で、朝の水温は26℃、日中は丸鉢が38℃まで上がっていました。

 各鉢の稚魚はえらめくれが多発していることもあり、現在は6〜7尾にしています。

 5月上旬孵化が主体となっている今年の稚魚は、昨年と比べてみると、尾数は同じ感じで減っていて、サイズも昨年並みになっていますが、今年の稚魚には欠点が多く、昨年ほどのものは期待出来ない感じで、品評会魚に出品できる稚魚が残るのかも厳しい感じです。

 稚魚の褪色については、昨年並みか、僅かに早い感じで始まっています。
 今の所、ほぼ体色を終えたものが3尾、褪色中のものが3尾といったところです。

 今日は、内部が黒っぽいコケだらけになっていた600Lの貯水タンクの洗浄をしておきました。

 うちでは、タンクの蓋は常時開放しているので、内部のコケが増えすぎると剥がれて、換水時の水に混ざるようになってしまいます。

 こうなってくると、内部の洗浄が必要なので、1〜2か月に1回程度の頻度で、全てのコケを落としてリセットしています。

 ちなみに、内部には、写真のようにエアーストーンを2個入れて、爆気しています。


 

2011年7月14日(木)
国産イトミミズ

 本日、ある会員の方から採集ものの国産のイトミミズが届きました。1kgはありそうな感じで、さすがに活きがよく、刺激を与えると全体が一つの生き物のようにキュッとしまって、いかにも元気で栄養もありそうな素晴らしく状態の良いものでした。

 中国産の入手が困難になったのを知り、私の飼育を気遣ってのことですが、これだけの量の採集と分離、また発送作業など、全てが手間も時間も相当にかかることで、非常に申し訳なく思いながらも、本当に助かり感謝の言葉もありません。

 国内でも探せばまだいる所はあると思いますが、よほどの条件に恵まれない限り、採集はおいそれとできるものでもないので、多くの飼育家が飼育方法の変更を余儀なくされ、岐路に立たされています。

 この危機が結果的に、新たな飼育方法の開発に繋がれば良いのですが・・・。

2011年7月10日(日)
2歳魚の成長
2011年7月9日 2011年5月28日 2011年4月28日

 梅雨が明けると、急に夏らしい天気が続いています。昨夜も寝苦しく、夜温が高くなっています。今朝の丸鉢の換水では、久しぶりに貯水タンクの方が水温が高い状態でした。

 日中も水温は非常に高くなり、丸鉢の水温計は37℃、プラ舟でも35℃まで上がっていました。

 この頃は稚魚ばかりに目が向いていましたが、2歳魚・親魚の成長も一方で著しいものがあります。

 今日の写真は、体色を終え色が濃くなってきた2歳雄魚で、昨年の「第三回 全国土佐錦魚品評大会」の当歳魚優勝魚です。

 この一カ月で返しも大きくなり、かさの切れ込みが深くなって、派手な更紗模様と合わせて、非常に目を惹く魚になっています。

2011年7月8日(金)
梅雨明け宣言
追加したミジンコ用プラ舟80L×2個 設置後1週間で水面で渦巻くほどに

 今日、中国地方は梅雨明けとなったと、気象庁から発表がありました。

モルタル丸鉢  
I:7尾
(5/11孵化)
N:9尾
(5/12孵化)
H:9尾
(5/11孵化)
K:9尾
(5/11孵化)
M:9尾
(5/12孵化)
J:9尾
(5/11孵化)
A7尾
(5/5孵化)
 B8尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:9尾 
(5/9孵化)
C2尾
(5/5孵化)

F:4尾
(5/8孵化) 
P:9尾
(5/25孵化)
Q:12尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
O:3尾
(5/25孵化)

R:2尾
(5/27孵化)

(21):2尾
(6/5孵化) 
S:4尾
(6/5孵化)
  (22):4尾
(6/5孵化) 
 ようやく雨の中の換水から解放され、赤班病などに注意することも無くなり、管理は楽になりましたが、今後はえらめくれが気になることとなります。

 1鉢の尾数が多いと水の傷みも早く、えらもめくれやすいので、うちではできるだけ早く尾数を減らしています。

 稚魚の数は、ここまでの選別で、ほぼ全ての鉢で一桁になってきました。

 今後はさらにイトミミズの必要な時期になりますが、今日の給餌でストックは無くなっています。

 うちでは、イトミミズの入手が困難な状況になったことから、先週から80Lプラ舟を2個タマミジンコの増殖用にセットして、これに備えています。

 今日の写真は、その80Lプラ舟の水面で渦を巻くほどに増えてきたタマミジンコです。

 1週間でここまで順調に増えてきていますが、青水にはまだ力が無い状態なので、安定的に採れるようになるにはもう少し時間が必要なようです。
2011年7月4日(月)
各鉢の注目魚V
Jの注目魚(尾筒が黒い魚) M(5/12孵化)の注目魚
N(5/12孵化)の注目魚 Q(5/25孵化)の注目魚

 今日も各鉢からの注目魚の紹介です。

 上段左の魚はJ(5/11孵化)のうちの1尾で、6/25にも紹介した「尾筒が黒い魚」です。尾芯の右に僅かに皺が生じてきたので本来はハネとすべき魚ですが、昨年も同様に見られた「尾筒が黒い魚」は褪色時に非常に濃い色に色変りしたので、今回も同様になるか試してみるつもりで残しています。

モルタル丸鉢  
I:10尾
(5/11孵化)
N:10尾
(5/12孵化)
H:10尾
(5/11孵化)
K:10尾
(5/11孵化)
M:10尾
(5/12孵化)
J:10尾
(5/11孵化)
A9尾
(5/5孵化)
 B9尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:10尾 
(5/9孵化)
O:10尾
(5/25孵化)
P:14尾
(5/25孵化)
Q:13尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
C3尾
(5/5孵化)

R:2尾
(5/27孵化)

(21):2尾
(6/5孵化) 
S:9尾
(6/5孵化)
 F:5尾
(5/8孵化) 
(22):9尾
(6/5孵化) 

 上段右はMのうちの1尾です。この鉢は素直で癖の無い柔らかい尾をしたものが多く、やや顔が悪い印象ですが、尾肩を流して姿勢良く泳ぐので、秋までは確実に残せそうなものがいくつかいる感じです。

 
下段左はNのうちの1尾です。尾に癖が無く柔らかいものが多い鉢ですが、長手のものが多いのに渡りがやや短いものが多く、いくつか良い魚もいますが、後ろのせまいものもあって、バラつきの多いい印象です。

 下段右はQのうちの1尾です。この鉢の母親である3歳雌魚からは、この時の産卵で3尾の雄を用い、OPで、それぞれ別の鉢で育てていますが、この2鉢はほぼ全てが極端な長手で1尾も残さないことになりそうです。一方、一番期待していなかったQの稚魚が最も良い結果となっていて、泳ぎも非常に早く綺麗な顔と腹型を見せています。ちなみに、この鉢は孵化後2週間目の1回目の選別で600尾からいきなり40尾まで減った稚魚です。

2011年7月3日(日)
各鉢の注目魚U
H(5/11孵化)の注目魚 I(5/11孵化)の注目魚
J(5/11孵化)の注目魚 K(5/11孵化)の注目魚
 昨日は一日曇り空、今朝は雨のあと一日曇り空と、梅雨らしい天気が続いています。

 両日とも朝の水温は25℃、日中は30℃近くといった状況の中、各鉢10〜12尾といった感じに減らしています。

 今日も一昨日に続いて、各鉢の注目魚の写真を掲載します。

 上段左の稚魚は、Hのうちの1尾です。この鉢の稚魚は総じてごく丸手で親骨も流し気味ですが、写真の魚もその傾向が強いようです。この鉢の魚は顔が非常に尖って良いのですが、渡りが若干不足し、尾筒も短い傾向が強いため、迫力に欠ける印象があります。

 上段右のは、Iのうちの1尾です。このIの鉢は、Jと並んでここまでの出来がかなり良い鉢との印象です。写真の魚も非常に良い魚で、渡りが広く、後ろも張りの良い大きなものを持っており、親骨は尾肩が迫り出して返しの基礎が十分に出来ています。

J:10尾(5/8孵化)
 下段左の魚はJのうちの1尾です。皺が出た2尾をハネて、今朝10尾としていますが、右の写真の通り、全ての魚が後ろの広い良い尾を持っており、僅かな皺でハネとなる魚の処分が惜しまれるほどでした。(個人的に、もう少し顔が良ければさらに良いのですが・・・)
 1尾を取り上げた写真の魚も、皺が入りそうな気配を見せていますが、他の魚の中から代わりのものが出てきてくれそうで、品評会魚を得るためにも、「この鉢のように選手層の厚さがある鉢がいくつもあれば・・・」、と感じさせる兄弟達です。

 下段右の魚は、Kのうちの1尾です。この鉢は全体的に腹が出にくい感じで、この魚も少し寸胴な印象です。尾は写真の魚のように理想的なものもいるのですが、やや物足りない感じがするのは、個人的な好みの魚が見当たらないせいかもしれません。
2011年7月1日(金)
最後のイトミミズ・・・。各鉢の注目魚。
A(5/5孵化)の注目魚 B(5/5孵化)の注目魚
C(5/5孵化)の注目魚 F(5/8孵化)の注目魚

 昨日、長年イトミミズの卸販売で土佐錦魚界を支え続けてきた東京のS商店さんが、残念ながら閉店となりました。

 輸入元の中国から、確実な入荷が期待できなくなり、商売としては随分前から限界を超えていたようですが、どうにか今日まで続けて来られたのは、その人柄による所だと思います。

 鑑賞魚用活餌卸専門店として、高齢のご夫婦が二人三脚で商われていましたが、昨年は店主が大病を患ったことも、今回の閉店に大きく影響したとのことでした。

 これまで、イトミミズの輸入は3名の同業者との共同でされていたそうですが、残った別の者が後を受けて継続するにもコストが嵩むため、商売は継続されないとのことで、様々な所へ影響が出ているようです。

 大小の顧客の中には、土佐錦魚の個人客が70名程度いたそうですが、自分でイトミミズが採集できる地域にない者にとっては、代替の餌への切り替えを余儀無くされそうです。

 うちに本日到着した1kgのイトミミズが、S商店さんの最後の出荷となったようですが、うちでも代替の餌の準備を進める事態となっています。

モルタル丸鉢  
I:13尾
(5/11孵化)
N:14尾
(5/12孵化)
H:14尾
(5/11孵化)
K:13尾
(5/11孵化)
M:14尾
(5/12孵化)
J:12尾
(5/11孵化)
A11尾
(5/5孵化)
 B12尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:14尾 
(5/9孵化)
O:10尾
(5/25孵化)
P:16尾
(5/25孵化)
Q:17尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
C3尾
(5/5孵化)

R:2尾
(5/27孵化)

(21):2尾
(6/5孵化) 
S:10尾
(6/5孵化)
 F:8尾
(5/8孵化) 
(22):9尾
(6/5孵化) 

 今日から7月に入り、丸鉢の稚魚は一層当歳魚らしい形を見せてくれるようになってきました。

 各鉢には、それぞれ数尾の「気になる魚」がいる状態ですが、その中から今日は4尾の写真を紹介します。

 上段左の稚魚は、Aのうちの1尾で、やや後ろが狭いのが気になりますが、渡りが長く顔も綺麗で、すでに土佐錦魚らしい姿を見せている魚です。尾筒が短い丸手の代表的な体型のため泳ぎは苦手な感じですが、尾を振り回して泳ぐ感じの魚です。

 上段右の稚魚は、Bのうちの1尾で、若干顔が良くありませんが、後ろの幅の広い魚で、親骨に尾肩があり、尾の押えの良い魚です。尾芯の両脇が色が薄くなっているため、今後皺が入ってくる可能性も高い魚ですが、体色が濃く色変りが始まりそうな気配も見せています。

 下段左の稚魚は、Cのうちの1尾で、兄弟は早くから癖が出たためハネの扱いとして、現在は僅か3尾のみを残している鉢の魚です。まず、顔が気に入らず、体も太みが不足気味で、好みの魚でないことから、扱いもいいかげんで期待も低いのですが、素直にバランス良く育ってきています。

 下段右の稚魚は、Fのうちの1尾で、際立って良い顔と綺麗な丸手の体型に尾筒もしっかりとして、柔らかな大きな尾が魅力的な魚で、いつも丸鉢の中で素早く泳ぎ続けている魚です。他の兄弟のほとんどが長手のため、特に目立つ魚です。

 ちなみに全ての写真は、昨日の早朝、給餌前の撮影です。
 

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