土佐錦魚訪問記 2012

私が実際に見学させて頂いた飼育家の皆様の飼育環境などを紹介します。
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泉様(冬眠明け直後):愛知県日進市(2012年3月11日)
 前回の訪問からちょうど5年ぶりとなりますが、トサキン保存会中部日本支部の研究会にお招きいただいた機会に、泉さんの飼育場を見学させていただきました。
 研究会前の短かい時間でしたが、2F屋上の飼育場を案内していただきました。飼育場は屋外部分と温室部分とがありますが、当日は少し気温も低く温室内の水温でもまだ10℃と低い状態でした。
 温室内西部 親魚のプラ舟  温室東部  明け二歳魚のプラ舟
 温室外のプラ舟では薄い青水でしたが、温室内ではその多くがほとんど更水に近い状態となっていました。何れのプラ舟にも、泉さんの系統として特徴的な、綺麗な顔と腹型、発色の良い色など、魅力的な魚があちらこちらに見られました。
 支部長という立場から、会員への分譲機会が多く、手元に残して使いたい魚も手放すことも多いそうですが、今年の産卵に向けても、まだまだ十分な資質を持った魚が数多く揃っているように感じました。
 更紗模様の綺麗な発色  昨年の全国7位の親魚(手前) 綺麗な体型と平らな尾の親魚   欠点より長所が目立つ良魚
親魚は80Lに2尾で飼育 個人的に今後の伸びが気になった2尾  温室外のFRP容器
 昼食をいただいた後、13時からの研究会では、遠方から参加される熱心な会員も多く、少人数ながら質の高い研究会だと感じました。中日本支部の総会行事を終え、私の講演となりましたが、20数枚のスライドで飼育と繁殖の事例から交配結果に見られる傾向をまとめたものなどをお話しし、途中で質問などにもお答えしながら、終わってみると約1時間半の説明となっていました。
 その後も会員の皆様と楽しいお話で、それぞれが色々なネットワークを持った豊かな情報に驚きながら、時間もあっという間に過ぎて、良い経験となりました。
   
泉氏(左)と 中日本支部の会員  総会行事  今回の講演資料  皆さんと記念撮影

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