ポイントはここっ!
 ・戸外の日なたで飼育
 ・夏は週1回、水を全て換える
 ・餌は1日1〜2回
 ・フィルターやエアーは無し
 ・水生植物とコケを一緒に育てる

トサキンを睡蓮鉢で楽しむ

人気のウォーターガーデンで、トサキンを飼う方法を紹介します。

ガガブタの浮き葉はハート型です シラサギガヤツリとホテイアオイの花 ホテイアオイの根はかなり伸びてきます
ガガブタの葉からは根が伸びて独立します 睡蓮の赤い浮き葉とカエルの置物 陶器の浮き玉とガガブタの浮き葉
まだ黒いトサキンもそのうち色変わりします まだ黒いトサキンが見えます ガガブタの浮き葉には白い花が咲きます
トサキンは・・・
   とても人によく慣れる金魚です。餌をパクパク欲しがる姿はとても可愛いと大人気!
2ヶ月目の稚魚
【生後2ヶ月半のトサキン】
「金魚の女王」とも呼ばれています。

大きくなると、尾が大きく広がって、両端が前に反転する特徴があります。

上手に飼えば、金魚の寿命は10年以上になります。

【3年目のトサキン】
飼育に必要なものは・・・
●睡蓮鉢 広口で浅いものが最適ですが、水面の広さにより魚の数を調整すれば、どのタイプでも飼育できます(上の写真は55cm径のプラスティック製)
●水 水道水や井戸水を容器に丸1日以上汲み置いて使います。
●洗面器か 水換えの時に尾を傷めないように、網を使わず容器で水と一緒にすくい取ります(百円均一の小さめのもので十分です)
 ボール
●バケツ等 換水用の水を貯めておくために使います。睡蓮鉢の容量と同じ量が入るものを用意します。睡蓮鉢を2つ設置して、順番に魚だけを移動して片方ずつ水を換えて飼育する方法もおすすめです。
●水生植物 大型の植物は避け、姫睡蓮やシラサギガヤツリ、ガガブタ等を選び、素焼き鉢に寄せ植えして中央に1個設置します。あまり多いと水換えや泳ぎの邪魔になります。その他に影を作るために、ホテイアオイ、サンショウモ、ドワーフフロッグピット等を浮かべると理想的です。


飼育の注意点は・・・
●置き場所
猫や鳥害と温度上昇を防ぐ高足台
トサキンは40℃までは耐えられる強い金魚で、植物と同様に日当たりと風通しの良い場所を好みます。水生植物の浄化と壁面のコケによって良い水質を保つので、南向きの所が最適です。雨の心配は無用です。

猫やいたちの被害を防ぐため、50cm位の高さとなる足がかりの無い土台を用います。写真は市販のプランター用のものを使っている例です。

1年目の秋までは鳥の害もほぼありませんが、鳥に見つかりにくい軒下などが一番良いと思います。2〜3年後に金魚が10cm位になれば金網などの対策を考えます。
●水換え
水換え時に使う洗面器
金魚を洗面器ですくい、植物を移動させて、古水を全て捨てます。鉢の壁面に付いているコケは手で軽くこする程度にして残しておきます。汲み置いた水を移し入れ、植物をセットします。この中に洗面器をしばらく浮かべて、水温がほぼ同じようになれば、徐々に水を混ぜいれ、最後には容器の水とともに静かに移して完了です。

水換えは消化不良になるのを防ぐため、餌を与える前に行ないます。半そでを着ている夏の時期は毎週1回換水しますが、冬の間:12〜3月は水換えをせず、緑色に濁った青水でそのまま放置して冬眠させます。
●餌
人工飼料(アユ養殖用)
金魚は雑食性ですが、必要であれば自然に生えているコケを食べているので、餌は人工飼料だけで十分です。このコケがあれば2〜3ヶ月は何も与えずとも餓死する事はありません。

魚をどんどん大きくしたければここで紹介する飼育方法とは根本的に変える必要がありますが、小さいままの方が良ければ、できるだけ少なめに与えるのがコツです。目安として、10分で無くなる量を与えます。
水生植物の花 〜いろいろ〜
●ここで紹介したトサキンの飼育で、水生植物の花も一緒に楽しむ事が出来ます。
 でも・・・トサキンには、水換えを頻繁にして水を汚さずに飼う方が幸せです。
 花は脇役で、トサキンの次に楽しんでもらえると喜ぶと思います。
ガガブタの花
【ガガブタ】
小型睡蓮「喜上眉梢」
【ハス】
ホテイアオイの花
【ホテイアオイ】
睡蓮の花
【睡蓮】
丸鉢ライン
トサキンをもっともっと上手に飼うためには・・・
●土佐錦魚(トサキン)の本格的な飼育方法を下のアドレスのホームページで
 紹介しています。品評会を目指した飼育ですが興味のある方はご覧下さい。
 (ここでの飼い方とは根本的に違うので戸惑われるかもしれませんが・・・)

http://www.geocities.jp/tosakin9

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