土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2015年9月18日(金)
今年の品評会の盾など
優勝者に贈られる盾 敢闘賞の副賞予定の二歳雄魚 

 先週から本格的な準備を進めている「西日本土佐錦魚保存会」の10周年記念品評会ですが、昨日表彰の盾が出来上がり、業者から送られてきました。

 写真は各部門の優勝者に贈られる表彰の盾で、今年は新体制に移行して初めての品評会でもあり、10周年の記念大会なので、デザインもこれまでと少し変えて、見た目の華やかさを演出するものを選んでいます。

 今年から私が会長を任されましたが、総会で私の品評会への出品について、会員の皆の意見を聞いたところ、目標とするためにも会長の魚は出品して順位付けをして欲しいとの意見で一致したため、私の魚も出品することとしましたが、私の魚が入賞した場合には表彰の対象から外すことにします。

 そのため、盾や副賞は順位を繰り上げて贈ることになるので、今年からは会員の皆さんが盾を手にする確率が上がっているので、ぜひ頑張って良い魚を持ってきていただきたいものです。

 ちなみに、盾は例年同様に親魚の部、二歳魚の部、当歳魚の部の3部門の上位3名に贈られます。

 9月6日に行った当歳魚研究会では、大小の2部門に分けてみたものの、審査時間の制限や大小のサイズ分け、出品者の偏りなどの課題もあって、今回の品評会では例年同様に当歳魚も1部門のみとすることとしています。

 私が会長を任されてから会の方針を改めて、会長が独断専行することなく、可能なことは会員の要望を取り入れて、さらに良い方法を探ることに努めているので、今回の失敗も貴重な経験だと考えています。

 審査については、細分化した審査項目による得点制を、二歳と当歳の研究会で試行してみましたが、どうしても時間がかかり過ぎるため、簡易の得点表とこれまでの審査法との合体版で行うことを検討しています。

 得点表による審査については、審査基準の目合せや言葉の定義をテーマに、研究会などで皆にしっかりと浸透させて欲しいとの意見も出ていて、取り組んだ意義は大きかったと感じています。色々なことに積極的に取り組み、結果で判断して、さらに良い方向を選択するためにも、今回のことは大切な一歩です。

 また、今回は、O副会長の発案で、「会長が種魚を副賞として贈ってはどうか」とのアイディアをいただいたので、会長の個人賞として敢闘賞を設けたいと考えています。
 頑張って入賞した会員の中から、さらに上を目指してもらうために、きっかけとなる特徴的な種魚を贈ってレベルアップを促すのが目的です。
 会長の個人賞なので、各部門の第7位の出品者から、敢闘賞に相応しい方を私が選んで贈る形としたいと思っています。

 会員の皆様には、10周年の記念大会に相応しく盛大に開催できるよう、ぜひ多くの良魚を出品してもらえるよう期待しています。

2015年9月13日(日)
色々と打ち合わせ
Z氏の二歳魚 Z氏の当歳魚

 来月の18日は「西日本土佐錦魚保存会」の第10回品評会となります。新体制での第一回目の品評会でもあり、10周年の記念大会でもあるので、来場された方にも色々と楽しめる内容となるよう、ここ数日は理事の方々と電話で色々と相談しながら準備を進めています。

 当会の理事の皆さんは、土佐錦魚好きはもちろんのこと、会の活動にも非常に意義を感じておられ、会を盛り立ててより良くするために、それぞれの得意分野において様々な献身的な行動で支えていただき、日々感謝が絶えませんが、今日は距離的に近い所で飼育されている東広島市の理事のお二人を訪れて、一日ゆっくりと過ごしてきました。

 写真は理事の一人で、最近の魚の出来は会員の中でも群を抜いているZ氏の所で撮影したものです。

 Z氏は前支部長の系統を主体に飼育されていて、後ろが大きく顔の良い魚を数多く揃えていて、今後も当会の柱として活躍を期待しているところです。

 今年の当歳魚は小さめの出来で、春に気に入った魚を病気でダメにしたこともあって、「今年はやる気が出なくて・・・」とこぼしていましたが、やはりZ氏らしい特徴ある魚がいくつもいて、洗面器に上げてもらい、撮影をしながら色々と話をしている最中には、いつものように「それ、持って帰りますか?」と気さくに勧めてくれました。(丁重にお断りしましたが。)

 最近は分譲魚をあまり出さないZ氏ですが、本気で飼いたい人にはいくらでも(とは言い過ぎかもしれませんが・・・)出してくれるとのことでしたので、会員の方にはぜひ彼をその気にさせるような熱意で飼育に取り組んでほしいものです。

 Z氏からは、来年はさらに気合を入れて魚創りに励むとのことで、会への協力も惜しまないとの言葉もいただいて、心強い限りです。

2015年9月7日(月)
命名「蒼鉢」
青みがかって見える丸鉢(右) 御影石のような表面の模様 半日で5mm水深が減り滲み出す

 土佐錦魚の当歳魚飼育の基本となる丸鉢は、その形状や材質など、色々と議論されてきましたが、同じモルタル丸鉢であっても、高知で作られる丸鉢は原料の砂が比較的黒っぽいため濃い色のものが多くなることから、私の発案で完全に黒い砂のみを用いた丸鉢を作ってみました。

 実際の作成作業は、これまでにも良い丸鉢を作ってもらっている西日本土佐錦魚保存会の会員にお願いしていて、完成品を昨日持ち帰ったのですが、いつも通りの綺麗な仕上がりに大変感謝しています。

 2か月前にその会員から導入した丸鉢と並べる形で、隣接して配置してみましたが、乾いた状態ではあまり違いを感じなかった鉢が、表面のセメントを削り落とすほどワイヤーブラシで磨き込み、水を張ってみると、御影石のような黒い小さな砂粒が模様を浮き出させ、水を張ると青みがかって灰色とは明らかに違う印象を与える鉢となりました。

 表面が白っぽい鉢では、土佐錦魚の体色が薄くなり、目も出易い傾向があるため、普段はコケをしっかりと付けた状態にして使用していましたが、材質も含めて当初から黒っぽい方がより良いはずであり、また、うちのように当歳魚で色変わりを終えるものが半数以上となる系統では、より魚が見えやすくなることから、黒い丸鉢を思いついたのですが、意外にもそれほど黒くならず、写真のような表現し難い微妙な青みから「蒼鉢(あおばち)」と呼ぶべき仕上がりとなりました。

 真っ黒い表面の丸鉢であれば、夏の熱吸収量が多くなり過ぎて煮えてしまう危険性が高いので、この「蒼鉢」の色味は、結果的にちょうど良いのかもしれません。

 セメント用の着色剤も比較的安価で販売されていて、無機顔料で作られている着色剤を用いれば、粉砕鉱物や酸化鉄などが原料であり耐候性も十分で、これを使えば色味は自在に調整できるとは思いますが、今回の仕上がりは高級感もあるので迷うところです。

 ちなみに、この「蒼鉢」の原料としては、観賞魚用の底砂(リアルブラック:細粒)を15kg使っているため砂だけで3千円近くかかっていますが、建設資材の5mm以下のバラスを用いれば圧倒的に安価で、色味もこれに近い感じにはなるらしいので、そちらの方が現実的なのかもしれません。

 なお、この「蒼鉢」については、半日で水深が5mm程度減って、鉢の周囲から水が極わずかですが滲み出ているため、夏の高温対策には良いのですが、冬期に氷が繰り返し張るような寒冷地では、気を付けなければ割れや欠けの危険性がありそうです。

 現在、「蒼鉢」にはテストフィッシュを入れていますが、来年はしっかりと標準のモルタル鉢と比較して、どのような違いが出るか試してみるつもりです。

 なお、昨日の「当歳魚品評会・一般分譲会」については、詳細を研究会活動記録」のページに記事として追加しています。 

2015年9月6日(日)
無事終了。「当歳魚品評会・一般分譲会」
参加した会員で記念撮影 本日の分譲魚販売の様子

 昨夜からの雨が、朝には激しさを増していて、審査や販売にもかなり苦労しましたが、午後からほぼ雨もおさまり、「当歳魚研究会・一般分譲会」は、どうにか無事終了しました。

 一部の地域では雨のため警報も出たほどでしたが、会員20名が参加となり、分譲魚の購入に集まっていただいた一般のお客さんの数も予想以上で、皆の熱心さを証明しているようにも思えました。

 参加していただいた全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。お疲れ様でした。

 雨の影響で道路が普段より渋滞していて、文化センターの駐車場は別の行事と重なったのか開館直後には満車で、会場に全会員が揃ったのは11時となっていました。

 このため、審査も遅れて開始とし、13時の分譲開始には、どうにか間に合わせた感じで、バタバタの一日でした。

 詳細については、後日掲載の予定です。

2015年9月5日(土)
明日は西日本土佐錦魚保存会の「一般分譲会・当歳魚品評会」
3歳雄魚N(2013/5/12孵化) 2歳雌魚I-O(2014/4/23孵化) 当歳魚:C(2015/4/7孵化) 

 既に9月に入り、朝の水温は20℃程度と過ごしやすい日々となっていますが、明日はいよいよ西日本土佐錦魚保存会の「一般分譲会・当歳魚品評会」が広島市東区民文化センターで行われます。

 今回は、一般の方にも数多くの土佐錦魚を普及する目的で行う分譲会と、当歳魚の仕上がりを確認する研究会が同時開催されます。

 分譲魚については、秋に向け飼育スペースの確保を進める目的もあって、基本的に出品する会員の不要魚となりますが、当会では少なくとも種魚には使えるレベルのものに限っているので、一見欠点が目立つ魚でも、どこかに優れた種魚としての資質を持つ特徴のある魚が出品されることとなります。

 ちなみに、うちからは写真の3尾を含め、当歳魚を主体に20尾弱を分譲魚として出品する予定ですが、例年分譲会の会場では、うちの分譲魚に対する期待が大きいので、少し無理をしてでも良い魚も出すようにしています。

 写真の白い親魚(両親)は、3歳の雄魚で、HPのトップページ中央の更紗(横綱)の直子となります。当歳時は当歳時は更紗でしたが、色抜けして白になってしまった魚です。

 中央の更紗(両親)の2歳雌魚は、尾に蛇の目模様が入る濃い更紗が綺麗な魚で、小型の魚ですが、この春に何度も産卵した多産系の魚です。

 右の当歳魚は、今年の当歳では最も出来の良いCの1尾で、親骨の張りが強く尾芯にも癖が出ていますが、丸手の尾が大きな魚です。

 明日は少し天気が気になりますが、会場には部分的に屋根のある所もあるので、雨天でも決行とします。出席の返事があった会員は今の所18名で、分譲魚は当歳魚を中心に60尾以上が出品の見込みです。

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