土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2005年10月31日(月)
冬支度と、当歳種魚候補C

 今日で10月も終わりです。今朝も丸鉢は8℃で、昼も17℃までしか上がらず、秋の深まりを感じさせます。
 日記では、当歳魚の種魚候補を日替わりで順に紹介していますが、この魚達のプラ舟への引越しも間近です。この春増設した80Lプラ舟2個は保温対策をしていなかったので、気になっていましたが、今日この2舟の底面と側面に3cm厚の発泡スチロールを着けて準備も整いました。作業は1時間強で終わりましたが、詳しくは近々「飼育の工夫とアイディア」で紹介するつもりです。

 さて、今日の写真の魚は
、顔が非常によく尖って尾も大きめですが、やや腹が細く尾芯付近に皺があるのが残念な当歳です。
 以前11週目の稚魚の時(8/9)に、日記で紹介した3尾のうちの1尾で、下の写真の左の赤勝ち更紗が雌親で、右の褪色前のものが雄親です。
 母親の目先と、父親の尾の大きさを受け継ぐ事を期待したい所ですが、この兄弟は皆顔は良いのですが、やはり尾の方は中々クリアできない難しい課題のようです。
 この魚は、産卵のタイミング次第ですが、種に使ってみたい魚です。 

 この兄弟は稚魚の時期には、中々大きくならない成長の遅い魚でしたが、今では十分な大きさになって、他の魚にも見劣りしないようになりました。
 今年はO氏の系統同士に加え、他の3系統にもO氏の魚をかけて、その出来を見てきましたが、片親の系統が違うだけでも、タイプは全く異なり、また成長のスピードも大きな差があることが感じられました。


 

2005年10月30日(日)
品評会に出せなかった魚・・・当歳種魚候補B

 今朝の丸鉢は8℃で、日中は18℃まで上がっていました。i一昨日は良い顔をしていた魚が、今日は急に鼻瘤が出ていてがっかりするような魚が2尾いました。夕方遅くの給餌が続いたためかと思われますので、今日からさらに餌を減らすつもりです。

 今日の写真は、尾芯の通りにゆがみがあり、後が左右で伸びが揃っていない事から、品評会には出品しなかった当歳魚です。後が大きく丸尾で腹型も良いのですが、目幅がやや広く、目先も少し不足しています。
 先日紹介した種魚@Aと兄弟で、以前11週目の稚魚の時(8/8)に、日記で紹介した魚です。
 この魚は種魚@と同タイプで、渡りが少し短いので迫力に欠ける魚です。積極的に使う予定はありませんが、この魚も、産卵のタイミング次第で、なんとか使うかも・・・という評価です。 

2005年10月29日(土)
25週目の当歳魚

 ここ数日は、朝の水温は12℃で、昼も15〜17℃程度で、めっきり秋らしくなっています。換水はいまだに全換水で週に2〜3回程度で、給餌は最盛期の1/2程度にしています。

 今日の写真をみると、先週の姿と比較しても、ほとんど変化は無いように見えます。

【先週24週目】 【25週目】
@
A
B
C
2005年10月26日(水)
2段階褪色?

 今日は3日ぶりに丸鉢を10個全換水してすっきりしました。早朝からこの作業を行なうと体調も良いような気がします。調子に乗って夕方も2舟を全換水しましたが、最近では本当に水が濁らなくなりましたので、ある程度の期間を経れば、見た目の水の状態に関わらず換えてやらなければ、換水周期を忘れてしまいそうです。

 今日の写真(上)は、以前8/25の日記で紹介した背びれの無いハネのトサキンですが、その当時は完全な素赤だった(下)のですが、なんと先日見ると更紗に変わっていました。
 ちなみに睡蓮鉢では3日に1度位の給餌で、この1ヶ月以上は全く換水もしない状態で、ほぼ放任していましたので、大きさはほとんど変わっていませんが、一人前に反転は進んでいるようです。

 この魚の母親は、転覆したため今は居ませんが、この母魚の昨年の仔の中にも、当歳の夏に赤勝ち更紗に褪色した後、二歳の春に真っ白になったものが
いましたし、今日の写真の兄弟の中には、この夏赤勝ち更紗になっていたものが、先日白勝ち更紗にさらに褪色が進んだものがあります。

 褪色を2回繰り返した経緯のあるこの3尾は、いずれも途中でハネとなり、睡蓮鉢での放任飼育を経験し、その途中に2回目の褪色を始めていますが、環境の急変と悪化で2回目の褪色が始まるような事があるのでしょうか?

 睡蓮鉢のハネは、比較的良いものから順に、知人に貰われて行ったので、偶然にもこの魚はまだ生き残っていますが、そのおかげで新たなトサキンの謎を主張しているようです。











2005年10月25日(火)
品評会に出せなかった魚・・・当歳種魚候補A

 今朝も丸鉢は10℃で、朝1回の控え目の給餌で終えました。夕方は16℃まで上がっていて、近付くとしきりに餌を欲しがっていましたが、夜に向けて、急な冷え込みも想定されるので、無理な給餌で消化不良を招くのは避けたい所ですし、これ以上大きくする必要は全く無いので、ライトを点けての給餌は止めておきました。これからは、気温の様子を想定しながら、一日1〜2回の給餌となると思います。

 今日の写真の当歳魚は、昨日の魚の兄弟で、日記での紹介は初めてです。非常に体が短く極端な丸手ですが、昨日同様、目幅があり顔が気になる魚です。大きな後ですが、親骨の出方の角度が左右で異なっていて、尾芯もかなり上げています。尾芯脇にも皺(ゆるみ)があり、種魚として残すかどうか迷っている魚です。
 ただ、何の特徴も無い平均的な魚を残すよりは、一点の大きく秀でた魚の方が、種としては良いとされますので、こんな魚でも思いの他、良い仔が得られるのかもしれません。この体型で尾芯を上げていますので、冬にひっくり返る可能性も大きいようですが・・・。
 下の写真は斜め上からの撮影ですが、尾芯先を掬っているのと、左親骨が前に来ている感じが分かります。(実際は写真ほど前には来ていませんが・・・)


2005年10月24日(月)
品評会に出せなかった魚・・・当歳種魚候補@

 今朝はなんと丸鉢の水温は7℃でした。プラ舟でも9℃です。今日の広島の最低気温は9℃でしたが、ここ1週間の気温をチェックしてみるとので、うちの環境では、丸鉢の水温は最低気温の2℃ほど低めになるようです。
 あまりにも冷たく、動きも緩慢だったので、昼に1回の給餌のみとしました。これからは、かなり控え目でも良さそうな水温となってきました。

 今日の写真は、顔が気になるので品評会には出品しなかった当歳魚です。きれいな丸尾ですが、目幅と目先の無さが気に入らず、留守番でした。
 以前11週目の稚魚の時(8/8)に、この日記でも紹介した魚です。下の写真が親で、左の褪色前のものが雄親、右の更紗が雌親です。両親の良い所だけを引き継ぐ魚は中々少ないようです。
 この兄弟魚は5尾残しましたが、全てが褪色前で、目先のあるものは2尾のみで、他はこの魚同様に、後は大きいのですが、顔が・・・という感じです。金座も大きく尾筒も太いのですが、やはり顔が下品であれば、土佐錦魚は魅力が無くなります。
 この魚も、産卵のタイミング次第で、なんとか種に使うかも・・・という程度の評価だと思います。 










2005年10月23日(日)
24週目の当歳魚

 今週は本当に寒い1週間でした。今朝も丸鉢は10℃、プラ舟は12℃でしたが、昨日の昼は16℃、今日も17℃までしか上がりませんでした。他の方の話をお聞きしても、うちよりは2〜3℃高いようで、屋上の風がここまで水温を下げているのだと思います。

 写真紹介している当歳魚も24週目になりました。急な冷え込みで、餌の量も半分近くに減らしていますが、消耗しないためか、僅かに太っているようにも感じます。

【先週23週目】 【24週目】
@
A
B
C
2005年10月21日(金)
冷たい朝の換水・・・当歳魚第6位

 今朝も丸鉢は10℃でしたが、底にフンがかなり目立つので、手が漬けていられないほどの冷たさの中、無理をして6鉢を全換水しました。

 この数日の間は、快晴に近い晴天続きですが、さすがに10月も半ばを過ぎて、日中も23℃位までしか水温が上がらない状態では、数日換水をサボっていても、尾にガス症が出る事もありません。 10月に入るまでは板をかけていても極まれに尾にガスが入っていましたので、品評会前までは万が一を考えて、晴天時には杉板をかけていましたが、最近は快晴時でも板を置かず、十分に日光に当てています。(2歳以降のプラ舟の板はかけっぱなしです)

 今日の写真は、当歳魚第6位です。
当初から紹介していた4兄弟のAですが、この兄弟の中では最も評価の高かった魚です。
 「2歳以降での伸びが期待でき、この段階でもまとまりを見せている」との評価でしたが、金座から親骨の出方が若干左右で違っており、尾の柔らかさも手伝って静止した時に極めの姿勢が不安定になる事、首が右に曲がっている事が大きな減点だと思います。さらに当然ながら、両腹部の鱗が激しく剥げている事も評価を下げています。
 ただ、「2歳以降の反転具合によっては、親骨の角度の違いがほとんど分からなくなる」事もあり、「柔らかい尾は安定する」との事でしたので、こちらもどのように変化するか、楽しみな所です。

 なお、5位以上に入賞した魚については、品評会結果の方にコメントを含めて解説を掲載していますので、日記での個別の結果紹介は今日で終了とします。

2005年10月20日(木)
さらに冷たい朝・・・当歳魚第9位

 今朝はなんと、丸鉢では水温が10℃でした。プラ舟でも12℃で、この一週間に秋冷えが急速に進んできました。さすがに今朝の換水は取り止めたので、最近では丸鉢は2〜3日毎の全換えとなっています。

 今日の写真は、当歳魚第9位の魚です。途中から急に良くなってきたため、急遽日記で紹介に加えた4兄弟のCです。
 この魚は目幅が狭く、尖った口先で良い顔をしています。返しがまだ甘く、尾の後の幅が狭いので、他の入賞魚に劣りこの位置となりました。また、尾芯の緩みも皺になる寸前で、「皺として認めるかどうかの限界の魚」との評価でした。
 尾芯は真っ直ぐにきれいに通っていますが、尾芯の先の外縁の形が左右で揃っていないのも減点対象だと思います。
 
腹も少し細めで、全体的に幼さを残している魚ですが、2歳以降の好転はあるのでしょうか?尾筒が短い事も気になりますが・・・。二歳での伸びに備えて、当面クリアすべき課題は皺との戦いのようです。
 4兄弟の中では最も小型ですが、さらに抑えて作ることで、もっと良くなっていた魚ではないかと反省しています。

2005年10月19日(水)
またまた冷たい朝・・・審査対象外その2

 今朝も水は冷たく、丸鉢の水温は12℃、プラ舟も13℃でした。水温の低下で動きも緩慢になっていますので、早朝の給餌量は半分位に控えています。夕方6時過ぎには水温は18℃で、ライトを点けての2回目の給餌としました。これも少し少な目としています。

 今日の
写真も、品評会では審査対象外となった魚です。理由は一目瞭然ですが、尾先を切っている事です。この魚はHP上で成長を追っていた4兄弟のBです。
 品評会前日に、新たに発生した鱗の剥がれもあって、以前から気になっていた尾芯の先が僅かに消えかけていた欠点も勘案して、一旦は出品を取り止めて、尾芯の再生を狙って僅かに切り詰めました。
 しかし、一応は持参して、その他の部分の評価を聞いてみるのも勉強だと、思い直して持って行ったのが、事の顛末です。

 私自身が自暴自棄になっていた事もあり、出さないつもりで故意に切ったので、この魚は当然審査対象外ですが、会員間では評価が高く、会員相互の一次審査では2位タイの結果となってしまっていました。
 その後に審査員のO氏が見て頂いた事で、正式に入賞から下げて頂いたので、事無きを得たのですが、「尾芯の先が消えていなければ、これも上位に行けた魚」との評価を頂きました。
 この魚は目先も鋭いのですが、腹が非常にきれいに丸く出ており、親骨が硬く張っているので皺も全く入らず見栄えのする魚です。極僅かに左右の親骨の付け根の角度が異なっており、尾芯もやや高めですので、将来性を考えると不安が残る魚ですが、これも長所を生かして、種としての活躍を期待したい魚です。

2005年10月18日(火)
今朝も冷たい朝・・・予選落ち

 今朝も冷えて、丸鉢は昨日より1℃だけ高い13℃、プラ舟は13.5℃でした。そろそろ当歳魚もプラ舟に移す準備をしなくてはいけない気候です。
 80Lのプラ舟には、3cm厚の発砲スチロールで保温しての冬越しとしていますが、この春追加した2つの舟ではまだ保温の発泡スチロールを巻いていません。これをそろそろ行なって、当歳を移して行こうと思います。

 最近では、早朝の換水時にはタンクの水の方が、水温が決まって5℃高い状態です。日の出も遅くなっている中で、ライトを点けての30分で朝の管理を終えています。時間が無いので、換水時の水合わせは、熱の伝わりが早いホーローの洗面器を用いて、洗面器の中には最低限の水量で、古水を背びれが出る程度残して、新水に換えた丸鉢に10分程度浮かべながら、2回に分けて徐々に水を足しての換水を行なっています。

 今日の写真の魚は、当歳魚で予選落ち(ほぼ審査対象外)となった魚です。これまで毎週紹介してきた4兄弟の@ですが、写真でも分かるように、尾芯のわきに皺が寄っています。8月に入った頃の12〜13週目辺りから、皺の入りそうなゆるみが出ていましたが、もう少し抑えて創れば、あるいはもっと軽症で治まっていたのかもしれません。
 また、この魚は尾芯を若干下げるようになって来ました。口先から腹にかけてのラインは理想的で、目幅こそ昨日のガクトの仔には及びませんが、十分な目先と腹型、尾の張り具合や安定性など、非常に優れたものを見せています。残念ながら先程の欠点で、品評会魚ではなくなっていますが、こちらも来年の種としての活躍が十分に期待できるものを持っていると思います。

2005年10月17日(月)
冷たい朝・・・審査対象外その1

 今朝は非常に寒い朝で、丸鉢の水温は12℃、プラ舟でも14℃でした。品評会から一夜明けましたが、持参した魚たちは皆体調を崩すことなく落ち着いている様子です。
 品評会前は2日雨が続いて、当日は快晴、翌朝も快晴ですが、朝は非常に冷えたので、魚にとっては過酷な条件となりました。今朝も寒い中、出品魚のいる当歳の丸鉢と二歳以上のプラ舟は全換水としています。

 昨日は触れませんでしたが、品評会での評価は、当歳魚で優勝、6位、9位、2歳は準優勝と4位、親魚は3位となりました。その他に当歳では審査対象外2尾、予選落ちが1尾という結果でした。今日から日替わりでいくつかポイントとなるものを紹介します。

 写真は10月4日にも紹介しているガクトの仔です。当歳の部門に一応出品しましたが、当然の事ながら、予想通り皺により審査対象外でした。
 そのつもりで持参したのですが、それよりも、直接O氏に批評と助言を頂けたので、そのポイントをいくつかご紹介します。
 まず、この魚の注目すべき点は、やはりその目先ですが、「これだけ尖った目先のある魚は居るものではなく、皺が無ければ優勝魚だった」との過分の評価を頂きました。
 この魚はうちにいる他のガクトの仔に比べても、上見で目が体のラインからまったく出ていない特徴的な魚です。個人的に引っ込みすぎでのマイナス評価の可能性を危惧していたのですが、窪んでいる訳ではなく、「体のラインに沿って目が付いているのは理想の姿」との非常に嬉しい評価でした。
 もう一点気になっていた尾肩の折れの位置ですが、金座のすぐ後から折れていて、少し後ろに流し気味についています。これについては、「2歳以降で必ず前に来るので心配は無い」との事でした。ちなみにガクトの当歳時の尾肩の折れの位置はもう少し先で折れていたそうです。
 また、「サイズも十分で、ほぼ間違いなく雄魚と思われるので、来年の産卵から存分に種として使った方が良い」とのご助言を頂きました。
 気になる皺については、残念ながら、「非常に抜き難いタイプの皺」との事です。私自身も種としての活躍を期待していますので、皺抜きを行なうかどうかはわかりませんが、もし、やるなら来年5月ごろ、暖かくなってからです。その場合には、「鋭利な刃物で切り取るよりも、先を細く削った毛抜きで、強引に条を挟んで抜き切る方が、切り口が荒くなり接合が早くきれいになる」との事でした。

 他の魚についても、明日以降紹介するつもりです。また、昨日ページを追加した品評会結果に、あらたにコメントを追加しましたので、写真速報のみを見ている方は改めてご覧下さい。 

2005年10月16日(日)
第三回広島土佐錦魚の会品評会

 品評会は盛会に終わりました。遠方から審査員のO氏をはじめ、県外などの遠方の方や、さらに一般の方も入れ替わり立ち代わりと、多くの方に見て頂けた事を大変嬉しく思います。ただ、事務局が不手際でばたばたしていましたので、ほとんどお相手が出来ず申し訳なくまた残念に思っています。

 結果については、さきほど、部門別の上位5位までをサイト上で公表しましたが、出品魚も合計で99尾で昨年の3倍の数となりました。また、今年から二歳、親魚も加えて、初めて本来の品評会の形をなんとか繕う事が出来ました。これも皆様のご協力のおかげと大変感謝致しております。ありがとうございました。

 内容については、明日以降にそれぞれ詳細に触れてみたいと考えていますが、まだ3年目の若い会ですので、やはり当歳魚が主体となり、一番力が入っていたように感じました。

 審査をして頂いたO氏の言葉の中から、本日の出品魚の傾向について、印象的なものをかいつまんで紹介しますと、出品魚のレベルは当歳魚は十分に及第点で、5位以上の魚は、どこへ出しても通用する魚との事でした。ただし、全体的には大きくしすぎているものが多く、来年の課題として皆も明確に理想のサイズについては感じたようです。
 加えて、尾芯の消えたものや、手術の跡が明確に見られるもの、皺の入るものは厳格に審査対象外で、静止した時の尾の安定を良く見て出品するようにとの事でした。


 また、品評会の審査では、欠点の全く無い平凡な魚を選ぶのではなく、僅かな欠点はありながらも、他に抜きん出るものを持つものを評価すべきとの事です。選別でも同様に考えて、欠点が認められた時点で安易に処分するのではなく、将来に繋がる長所を持つものを大切に残すようにとのご助言がありました。

 その他、個人的にお聞きした中からは、うちでも問題となっている鱗の剥がれの処置や、皺抜きの方法、目先の理想形など、大変参考となる話を聞かせて頂くことが出来ました。 

2005年10月15日(土)
23週目の当歳魚

 明日は「広島土佐錦魚の会」の品評会ですが、この4兄弟もそれぞれ大きな欠点がある中、さらに皆が鱗が剥がれて、持って行ける魚がいない状況です。写真はその欠点が出来るだけ写らない様に撮っていますが、大きくなるにつれて欠点も隠せないほどはっきりと出ています。

 以前も日記に書きましたが、審査結果に関係なく、O氏に見て頂ける数少ない機会ですので、本来はとてもお見せできる魚ではありませんが、他に代わりがあるわけでもなくこれも勉強ですので、もって行くだけになると思いますが、これらを全て出品する予定です。

 うちには酸素ボンベが無い事から、輸送の際には多くを詰め込んで無理やり移動させる事になるので、少しでも水が傷まないようにと思い、出品予定の魚は、昨日の夕方は給餌せず、今朝も極僅かに与えるのみとしています。当日は少し痩せていると思いますが、無理に腹出しをする事も無いので・・・。

 今日は昼は雨が降っていましたし、管理もする事はなくなったので、「土佐錦魚の各部の名称と見方」のページを追加しました。原稿は会で明日の品評会用に作ったものですが、読み返してみると明日の品評会に持っていく魚とのギャップに自己嫌悪で気が滅入ります。

 夕方あらたに持参予定の二歳2尾にも鱗の剥げが発生していました。20℃前後の水温での急速な発生ですので、とりあえず寄生虫と細菌感染に効くリフィッシュを投薬しましたが、時既に遅しです・・・。

【先週22週目】 【23週目】
@
A
B
C
2005年10月14日(金)
鱗剥がれ再び!!今度はお気に入りの3尾にも!

 夕方雨の中、お気に入りの丸鉢を見て驚きました。成長の経過を追っている当歳魚3尾が全て、体側部の鱗を剥いでいました。ひどいもの両側を剥いでいて痛々しいほどでした。品評会2日前ですが、絶望的な状況です。

 昨夜から降りだした雨の中、今朝の水温は20℃と暖かく、日中は22℃までしか上がらない状況でした。今朝の小雨で換水をサボった上に、激しい雨にもならないと判断して、通常の給餌を行なった事が大失敗だったようです。

 水温は、細菌類の活動が非常に活発となる温度帯で推移し、終日太陽が出なかった事、降り込んだ雨水がさらに刺激となって、水を傷めたと考えられます。やはり体表が痒くて自ら擦っているのは間違いないようです。

 幸い2歳や親魚の舟では発生は無いのですが、当歳では出品魚が全て傷を持つ魚になってしまいました。プラス思考で捉えたとしても、「予め品評会結果が悪かった時の言い訳が出来てしまった」位にしか考えようが無い出来事で、やはり残念でなりません。


 滅入っても仕方がありませんが、頭を切り替えて品評会の準備の方はなんとか進めています。当日配布する「大会規定」、「土佐錦魚の見方」、審査用紙や集計表、入賞魚の札書き、品評会看板など、なんとか出来上がりました。明日は魚を運ぶ準備をする予定でしたが、ここに来て皺がどんどん出てきて、欠点が目立つようになり、持って行く魚も一層選びにくい状況となっています。

 今年も終わりに近付きつつありますが、既に私の来年の課題は決まっていて、抑えて創って行くことと、鱗の剥がれの対策に尽きる感じです。

2005年10月12日(水)
トップページの更新とその反響〜品評会について〜

 昨日、トップページデザインを更新しました。ついでに、前から今一歩の出来で、少し気になっていた「土佐錦魚を創る」のロゴも作り変えました。
 今回は自分なりに気に入った写真が撮れたので、右の写真を追加して、その他の小さな写真も、2枚を残してほとんどを差し替えました。おかげで若干重たくなってしまったようですが・・・。
 写真の二歳雄魚は一昨日の写真と同じ魚ですが、土佐錦魚の一番の魅力である尾の渡りと反転が優れた魚ですので、この角度で写すと、尖った顔ともあいまって派手で印象的な写真となるようです。種親としても今後のうちの魚の方向を左右する活躍を期待しています。

 カウンターも気が付けば4万アクセスを超えていて、最近は毎日200人前後が訪問されています。開設以降アクセスは順調に増えていますが、私の周囲でも土佐錦魚を飼われる方は、最近急に増えているように感じます。

 HPの中でも、特にこの「土佐錦魚日記」は、100人を超える方が毎日ご覧頂いています。恐らく広島県近隣の方も、10名前後は毎日ご覧頂いていると思います。夕方掲示板にも書き込みがったので、ここでも少し触れますが、「広島土佐錦魚の会」の第三回品評会が次の日曜日に開催されます。一般の方の見学も自由ですが、個人宅での開催で駐車場がありません。見学希望者には直接詳細をお知らせ致しますので、ご希望であれば掲示板をご覧の上、メールでお知らせ下さい。

2005年10月11日(火)
鱗の再生・・・原因は半分解明!

 先日鱗が剥げて、再生中の当歳魚Cの様子を毎週比較掲載していましたが、一昨日再度鱗がはがれたので、再生状況のデータとしてははっきりとした経過観察が出来ず、残念な結果となりました。3〜4週間できれいに再生する過程を記録したいと思っていましたが・・・。今回も一応継続して経過を掲載します。

 9/18の事の発端から現在まで、様々な方から鱗が剥げるこの症状について、同様な経験を多々寄せられ、御自身の経験談や推理を聞かせて頂き、「水生昆虫」、「寄生虫」、「ヒルの吸汁」、「病気」、「溺れた甲虫類」、「丸鉢の灰汁」、「自分で擦る」などの可能性があることを聞かせて頂き、大変参考となりました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 私自身も、色々と考えていたのですが、先日底面に体側部を擦りつけている別の当歳魚を見つけ、何気なく観察を続けて見ていると、鱗が剥がれて数枚が飛び散る所を目撃しました。
 あくまでも、今回のうちで発生している鱗の剥がれに限っての事ですが、写真を掲載し続けているCの被害も、前回とほぼ同様の部位に同じような傷が出来ている事を合わせて考えてみると、なんらかの原因で(痒いのでしょうか?)自らが壁面に体を擦って鱗を剥いでしまっているようです。

 直接の現象は確認できましたが、今後は何が原因で痒く感じているのかを解明し、あるいは解明できずとも、対策として何が効果的かをつかみたい所です。


【先週21週目】
C

【22週目】



【発生当日:9/18】
C

【1週間後】

【2週間後】

【3週間後】
※完治寸前で再度発生:10/9 
2005年10月10日(月)
二歳魚 その2

 今朝も冷え込みが厳しく、丸鉢は15℃、プラ舟も18℃でした。最近では以前ほど食欲が無い様子ですので、餌も徐々に控え目としていこうと思います。

 しかし、この時期の20℃前後の水温は金魚にとっては適温らしく、昨日と今日とで、なぜか当歳も二歳も一回り大きくなったと感じるほど、成長している事に気付かされました。秋に入って成長期を迎えているようですが、毎日見ているとその変化に気付かず、ふとしたきっかけで、その差を感じるようです。

 今日の写真は、夏から秋にかけて非常に伸びている二歳魚で、以前の7/11の日記でも紹介しているO氏の分譲魚です。
今年の産卵で大活躍した雄魚ですが、丸手で渡りと反転が二歳とは思えないほど素晴らしい魚です。
 後には皺が入っていますし、尾先はわずかに桜となっていますが、それを差し引いても十分に魅力的な魚です。4月に分譲して頂いた時の姿からは、とても想像できないほどの急激な変化に、ただただ驚くばかりです。
 この魚の血をひく仔もどこか欠点がある魚ばかりですが、7〜8尾はこの冬を越させる見込みです。

 次の日曜日に品評会を控えていますが、うちの魚はどれも大きな欠点があり、本来であれば持っていけるレベルの魚はいませんが、O氏も来て頂ける事となっていますので、出来るだけ多く持って行き、コメントを頂ければと思っています。

2005年10月9日(日)
当歳魚22週目の変化 (どうにか復活・・・)

 昨日から一夜明けて、今朝にはなんとか体調も回復した模様です。黒っぽくなっていた2尾もほとんどわからない程度に色が戻ってきました。気休めですが、二歳の舟には昨夜は波板をかけていたので、これも少しは功を奏したのかもしれませんが、とりあえずほっと一安心でした。

 浮かびがちとなっていた当歳・二歳の鉢は、昨日から餌を控えていましたが、今日は久しぶりの秋晴れで水温も上がったので、様子を見ながらアユ餌で少しずつ給餌を開始しました。9時、11時、14時と徐々に量を増やして通常に戻しましたが、イトミミズより人工飼料のほうが嗜好性が強いようで、喜んで食べているのを実感できます。アユ餌のほうが消化が良いかどうかはわかりませんが、この時期にはやはりアユ餌のほうが適していると、今回の件で改めて感じた教訓でした。

 さて、この1週間の生育ですが、朝1回の給餌などで、量もかなり控え目だった事もありますが、昨日の消化不良を差し引いてもほとんど成長していないような感じです。ただし、「朝顔」や「かさ」と呼ばれる尾の外縁部の切れ込みは、若干発達している様子ですので、わずかに尾も大きくなっている事と思います。

【先週21週目】 【22週目】
@
A
B
2005年10月8日(土)
ひどい一日・・・でした

 今朝は所用があったので、時間を気にして7時ごろに大切な魚の入っている4鉢のみをとりあえずいつものように全換水して、他の丸鉢とともに、当歳魚には全てイトミミズを与えて出かけました。しかし、1時間後に帰宅してみると、換水した丸鉢の魚だけが水面付近で力なく浮かびがちとなっていました。

 換水に使ったサブタンクの水は1週間も置いてあった水だったので、使用時に少し躊躇したのですが、やはりこれが悪かった可能性が高いと判断して、給餌後ではあったのですが、水が悪ければ状態は悪化する一方となるので、急遽8時半ごろにメインタンクの水で再び全換水としました。合わせてもう1鉢汚れの激しい鉢を全換水しました。

 この時点では、今日はまだ餌を1度も与えていなかった二歳・親の舟も、丸鉢の再度の全換水に合わせて全換水しました。その直後、先日から与えているイトミミズを気持ち多めに与えました。
 しかし、これも大失敗だったようで、太り気味で餌を極少なくした3歳の舟以外では、1時間後に見てみると、先程の当歳同様、水面の角に浮かびがちとなってしまいました。

 9時半頃の当歳の丸鉢の経過は、浮かびがちのものには少し回復の兆しが見られましたが、体色が黒ずんで動きの悪いものが新たに2尾でていました。写真は夕方の撮影でいつもの3尾の丸鉢ですが、左のAの体色が異常に黒くなっています。また、右の@も力なく静止しています。他の3つの丸鉢では夕方にはかなり症状が回復してきましたが、この鉢と二歳の舟では全てが尾を下げて水面付近に力なく浮かんでいるような状態で、回復の兆しは残念ながらまだありません。

 共通して見られる症状の、「給餌したイトミミズは完食している」、「フンが出ないか途切れ途切れとなっている」、「呼吸は通常通り」、「力なく動きも弱々しい」ことや、「給餌量の少ない状態では症状が出ていない」、「昨夜多くの雨が降り込んでいる」、「換水時に残す元水の量は200ml程度と極少ない」、「今朝の水温は20℃と高めであり貯水タンクの方が2〜3℃低かった」事などから、原因は急な水質変化よりもむしろ、急な水温低下後の多量の摂餌で、そのために消化不良を引き起こしたのだと考えられます。結果的には2回目の全換水は大失敗だったと言えます。
 また、不幸にも昨日の夕方は仕事で遅くなり給餌していなかったため、今朝は空腹状態であり、さらに激しく食い込みを促した事も被害を拡大する要因になっていると考えられます。

 さらに悪い事に、今朝、Cの鱗が再び、今度は両側が剥がれており、せっかく治りかかっていた所でしたが、また初めから再生をやり直しとなりました。 

2005年10月5日(水)
小雨続きの中の換水
ここ3日間の天気は、曇天から小雨が降ったり止んだり、また少し晴れて照ってみたりと不安定な日が続いています。

 そのような天気の中で、腹出しを行なうため、かなり多めの餌やりの毎日ですので、雨の降り込んだ後は、出来るだけ早く換水するように努めています。また、再びイトミミズの給餌も開始したので、水の傷みは激しいようです。

 今朝も小雨の中、丸鉢は全換水、昨日も夕方遅くに電気を点けて舟を全換水・・・、いまだに丸鉢は毎朝夕のどちらかで全換水を続けています。

 写真はいつもの3尾です。久しぶりに同じ洗面器で撮影してみると、改めて大きくなった感じがします。体長(口先から尾先まで)は8cm位でしょうか?夕方かなり太くなっている腹も、早朝にはご覧の通りです。なかなか思い通りには行かないのが土佐錦魚です。
2005年10月4日(火)
O氏のガクトの仔

今日は久しぶりに S商店から輸入が再開されたイトミミズが届きました。今回は非常に細くて細かいタイプでいつもにもまして活きは良いようです。明日から1週間はこれで朝一回の給餌で何とか乗り切るつもりです。

 うちで飼育する魚達はO氏の系統が主体という事もあって、今年の当歳魚も目先の鋭さは、どれも満足のいくものが出来ていますが、腹出しがもう一歩といった感じをイトミミズの給餌で解消出来ればと期待しています。

 今日の写真は、3ヶ月以上前に分譲して頂いた「ガクトの仔」の中で、特に目先が気に入っている魚です。(左右は同じ魚の角度違いです)早朝の写真なので腹が細めですが、この兄弟達は多くが同様の顔つきと体型で、将来が非常に楽しみです。以前「うなぎ顔」、「かえる顔」の話をお聞きしましたが、このような魚の場合は「何顔」と呼ぶのでしょうか?この魚は上見では目の出っ張りを感じさせないすっきりとした顔つきで、個人的には非常に良い顔つきではないかと思います。

 尾芯の振れと僅かな皺が気になる魚ですが、来年の種親として十分な活躍が期待されます。また、皺抜きなどは尾の成長期の春か秋が良いとの事も、以前お会いした折にお聞きしたと記憶していますが、今後は水温が下がる一方ですし、特に治す必要も無いのでそのままにするつもりです。

2005年10月3日(月)
給餌不足と腹出しの不安・・・二歳魚 その1

 今日は暖かい朝で丸鉢の水温は20℃でした。最近では日没も早まり、6時過ぎにはかなり暗くなるので、夕方の帰宅後の給餌がままならない感じになってきました。当歳魚などは、せっかく土日に太らせた腹をこの1日で元に戻してしまっているようです。

 少し水を傷めるので、毎日の換水が前提となりますが、明後日からは朝たっぷりとイトミミズを与える方法での腹出しも試してみようと思います。(S商店のイトミミズも輸入が再開されたので、早速お願いして明日には届く予定です。)

 写真は4月にO氏に分譲して頂いた二歳魚ですが、この魚もなかなか太ってきません。オスでもあり、春の産卵に酷使した事も影響しているとは思いますが、もう少し太れば非常に見栄えのする魚になりそうな感じです。

 ただ、この魚は一昨日の尾の柔らかい当歳Cと比較しても、さらに撮影が難しく、うちでは一番撮影し辛い土佐錦魚です。写真では親骨がだいぶ前に来ているように見えますが、実際には大きすぎる尾を支えるのが困難なためか、未だに非常に柔らかく尾肩を流して泳ぐほどで、静止時に一瞬だけ写真のような姿を見せてくれます。この姿を写すためには偶然を期待して何十枚も撮影させられました。

2005年10月2日(日)
鱗の再生状況

 今日の写真は鱗の剥げたCのその後です。被害から2週間が経過しましたが、さらに回復は進んで、鱗の大きさこそばらついていますが、表面は光を反射して一応は全ての表皮が鱗でおおわれる所まで回復しています。ただし、この再生にはかなり体力を消耗している様子で、被害以前の腹回りの太さまでは、まだ戻りきっていません。

 この魚は、尾筒が短か目なのに尾は水平に安定しており、渡りも十分な独特の体型ですが、相変わらず良い顔をしているので、完全にあきらめるのは少し先に延ばして、順調に回復すれば、昨日の3尾とともに4兄弟で品評会に持っていこうかと考えています。どんな評価となるか聞いてみたい魚です。


【被害当日】
C

【1週間後】
C

【2週間後】
2005年10月1日(土)
当歳魚21週目の変化

 今日からは、いよいよ10月ですが、最近は天気も良く、適度な朝の冷えと十分な秋晴れが続いています。今朝は18℃で昼は30℃まで上がりましたが、今週は早朝16℃前後、昼間28℃前後といった水温変化を繰り返した秋らしい1週間でした。

 先週の写真と比較してみると、一日の給餌回数と量を多くした効果が表れている様子で、体幅が増しているのがわかります。朝の冷え込みもあってか、顔の尖りはなんとか維持しているようです。体長も少し大きくなっているようですが、これに伴って欠点も目立ち始めています。やはり抑え目の飼育で当歳は乗り切るべきだと強く感じます。

 
なお、今回の写真は、比較用の真上から撮った静止時(左)と特徴が良く出た動きのある場面(右)を並列してみました。

【先週20週目】 【21週目】
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